「スウェーデン語って、どうやって勉強したらいいですか?」
日本人の方から、本当によく聞かれる質問で、私自身、スウェーデン語学習者として、コーチとしてよく考えることです。
ちなっみに、スウェーデン語を勉強したい方の99%は、「スウェーデン語でコミュニケーションができるようになる。」ことを目標にされていると思います。
ということで、この記事では「スウェーデン語を使ってコミュニケーションするために!」ということで、話を進めさせていただきます🤗
さて、
スウェーデンに住んで、実際にスウェーデン語を使って仕事をするようになり「これはもっと早くやればよかったな~」と思うこともあるし、
反対に、「やっててよかった~!ありがとう過去の自分!」と思うこともあります。
また、スウェーデン語の会話文や文法などを日本人の方に教える機会をいただき、スウェーデン語を使ってコミュニケーションする上での大切なことにも気付くことができました。Tusen tack!!!
ということで、今回はスウェーデン語学習歴6年、スウェーデン語コーチ歴1年の私が、
「スウェーデン語をこれから勉強しよう!」という方に向け
「もし私が今、スウェーデン語をまったく知らない状態に戻ったら、どうやって勉強する?」を
お伝えしたいと思います😊🌿
また、スウェーデン語レッスンを受けて下さった卒業生の方々にも、スウェーデン語勉強をどうやって続けるのか?、参考にしていただければ幸いです🤗☕
黄金の3法則

- 文法で「スウェーデン語の仕組み」を理解する
- ポッドキャストでリズムを染み込ませる
- スウェーデン語を話すパートナーを見つける
これを同時に始めて、何度も成功体験を重ねることをおすすめします!
では、さっそく具体的におすすめの理由や方法を見て行きましょう。
文法で「スウェーデン語の仕組み」を理解する

「スウェーデン語を話せるようになりたいなら、文法の勉強なんて後回しでいいんじゃない?」
と思った時もありましたが・・・
もし私が今からスウェーデン語をゼロから勉強するとしたら、文法は最初から勉強します。
日本の英語教育でも、文法の勉強はかなり重視されているものの、文法だけ勉強していても話せるようにはなりません。
実際に、多くの日本人が「あんな英語を勉強したのに話せるようになってない・・・」と外国語にマイナスのイメージを抱いてしまっている気もします。
とはいえ、大人が外国語を学ぶ場合、文法を知っていることで「わかること」が一気に増えます!
文法を学ぶメリット

例えば、スウェーデン語の名詞には、en名詞とett名詞があります。
その上、単数・複数、既知形・未知形など、いくつかの形があります。英語でいうところの a/an と theの違いです。
文法の仕組みを知っていると、hund と hundenはどちらも犬という意味だ🐶と分かります。
反対に、これを知らないと「似たような単語がでてきた~」とパニックを起こすかもしれません。(言い過ぎか!)
つまり、文法を知っているだけで、今までバラバラに見えていたものが「つながって」見えてくるようになります。
そして、スウェーデン語は英語と同じゲルマン語派の言語なので、語順や単語など、英語と共通している部分もあります。
そのため、英語を勉強した経験がある日本人なら、文法の仕組みを理解しながらスウェーデン語を学んでいくのは、かなり効率のいい方法だと思います。
文法を学ぶメリットまとめ
- スウェーデン語の仕組みがわかる
- 一つの知識から、他の単語や文章も推測できるようになる
- 自分で文章を作るための土台になる
「相手が言っていることを理解する」だけではなく、自分でスウェーデン語の文章を作って話したいなら、ある程度の文法知識はやっぱり必要です。
文法の勉強方法

ここは人によってかなり違います。
これまで日本語を教える中で、50人近くの学習者を見てきましたが、勉強のスタイルは本当に人それぞれ。
「フレーズをたくさん覚えて、必要な文法だけ知りたい」という人もいれば、
「まず文法をしっかり理解してから、会話や練習に進みたい」という人もいます。
どちらが正解というわけではありません。
自分が「これなら続けられる」と思える方法を選ぶのが一番。
私自身は「ハイブリッドが好き」で、「これ使えそう!」と思ったフレーズは手書きの単語帳にメモ→暗記→使ってみるをしています。
同時に、スウェーデン語の文法も時々見直して、会話での凡ミスを減らせるような工夫を取り入れています。
これから、私が実際にスウェーデン語を勉強してきた中で「これは使いやすい!」と思った文法教材を3つ紹介します。
[教材]会話から文法を学ぶ
一つ目は、会話文を読みながら文法を学べるタイプの教材。
おすすめポイントは、
- 実際の会話文がある
- 会話の中で文法項目を学べる
- 文法の説明がシンプル
というところ。
文法書を開くと、いきなり難しい文法用語がずらっと並んでいて、「明日にしよう。」となることありますよね😂
そういう方には、まず会話を見て、このフレーズ使ってみたい!と思えることが大切。
後から「この文法ってこうやって使うんだ」と理解できる教材が向いていると思います。
例えば、速水望さんのニューエクスプレスシリーズ。
レッスン毎に状況が設定されており、楽しく学ぶことができます。
ヨーテボリが舞台なのも、嬉しいポイント😆🌿
[教材]文法+練習問題で、幅広く学ぶ
二つ目は、私が以前スウェーデン語のオンラインレッスンでも使っていた教材。
當野 能之先生のスウェーデン語トレーニングブック。
練習問題があるので、読んで理解する → 実際に練習するという流れを作りやすいのがポイント。
文法のカバー範囲も広く、説明もほどよく詳しいので、
「これってどういう文法だったっけ?」と確認したいときに開く、文法の辞書のような使い方もできます。
さらに面白いのが、練習問題のテーマ。
スウェーデンの政治や、スウェーデンで一番高い山など、スウェーデンに関する話題が出てくるので、文法だけではなくスウェーデンについての知識も一緒に増やせます。
ちなみに、ここは誤解のないように書いておくと……
この教材は、私の夫がネイティブチェックを担当したものです。なので、ちょっとくらい「えこひいき」が入っているかもしれません😅
著者の先生とも実際にお話ししたことがあって、学習者のことを考えながら教材を作っていることも知っているので、個人的にはおすすめしています。
ただし、ここで一つ大事なこと。
全部完璧にやらなくて大丈夫です。
練習問題も、「全部できなきゃ!」と思わなくてOK。
例えば動詞の活用も、よく使うものはしっかり覚える。でも、あまり使わないものは「こういう形もあるんだな」と参考程度に見ておく。
とはいえ、最初はこれが難しいのですが💦
実際のスウェーデン語に触れながら、少しづつ分かってくると思うので、ぼちぼちで大丈夫!
そんなふうに、自分の目的に合わせて、力を入れるところと流すところを決めるのがおすすめです。
中級レベル以上でも、長く使える頼りになる教材です📚✨
[教材]文法をしっかり理解したい人向け
三つ目は、文法の説明がかなり詳しい教材。
清水育男先生, ウルフ・ラーション先生, 當野能之先生による共著で、スウェーデン語 世界の言語シリーズ。
これもレッスンの最初に会話文のような文章があり、その文章に関連する文法が詳しく説明されています。
この教材の良いところは、とにかく説明がしっかりしていること。
「なんとなくこういうものです」で終わらず、細かいところまで説明されているので、
「どうしてこうなるの?」という疑問をしっかり解決したい人には向いていると思います。
ただ、私自身は初心者でこの教材を使ったときに、
「全部理解してから次に進もう!」
と思ってしまったので、ちょっと苦しくなった経験があります😅
なので、今の私なら最初から全部完璧に理解しようとはしません。
わからないところがあったら一度置いておいて、あとからもう一度戻ってくる。
そんな使い方をすると思います。
こちらも、中級レベル以上でも、長く使える頼りになる教材です📚✨
ChatGPTやAIで文法を勉強するのは?
最近はChatGPTなどのAIを使って、文法を質問することもできますよね。
私自身も、スウェーデン語や日本語の授業を作るときに、文章をわかりやすくまとめてもらったり、教材を作ったり、画像を生成したりと、いろいろな場面でAIを使っています。
なので、AIを文法学習のサポートとして使うのはかなり便利だと思います。
実際に、私のスウェーデン語の先生(ヨーテボリ大学)も、スウェーデン語レポートの添削の際にチャッピーを使っているそうです(ええんかい!)。
大学の授業は、AI全面禁止なので、先生も余計なことを言わなければいいのになぁと思ったのですが・・・。
話を戻して。
たまに説明が間違えていることもあるし、
私は「AIが言っていることなら全部正しい」とは思っていません。
なので、後から出てくる「ネイティブチェック」がとても大切だなぁと思います。
ポッドキャストでリズムを染み込ませる

文法と同じくらい、私が大切だと思うのが、実際のスウェーデン語をたくさん聞くこと。
特にスウェーデン語を勉強するなら、できるだけ早い段階から、ネイティブが話すスウェーデン語を聞くことをおすすめします。
なぜかというと、スウェーデン語は単語や文法だけではなく、「音」や「リズム」がとても大切な言語だから。
スウェーデン語を聞いていると、まるで歌っているように聞こえることがあります♪
せっかく単語を一つひとつ正しく発音できても、スウェーデン語らしいリズムやイントネーションが身についていないと、なかなか自然なスウェーデン語には聞こえません。
というのも、スウェーデン語には英語と同じように
- Reduktion(リダクション)
- Assimilation(アシミレーション)
という現象が存在し、
超簡単に言うと、
「単語が文になると、単語の音が変わる」からです。
例えば、私という意味の jag を見てみましょう。
Jag heter Kiyo. (私はきよです。)
それぞれの単語を発音すると、
ヨーグ へーテル キヨですが、実際の発話では
ヨー へーテル キヨというように、jag のgは発音されません。ちなみにへーテルのルもわずかに聞き取れるくらいです。
ということで、反対に、全体のリズムやイントネーションがそれっぽいと、自然なスウェーデン語に聞えるのです。
だからこそ、私は最初から「スウェーデン語の音」に慣れておくことが大切だと思っています。
🎧 そこでおすすめなのがポッドキャスト

「じゃあ、どうやってたくさんスウェーデン語を聞けばいいの?」
となりますよね!
そこで、私がおすすめしたいのが、ポッドキャストです。
ポッドキャストのいいところは、実際の会話に近い自然なスウェーデン語を聞けること。
でも、完全な日常会話をそのまま録音したものとは違って、番組としてある程度内容が考えられて作られています。
つまり、
ラジオの聞きやすさ + 実際の会話に近い自然なスウェーデン語
の、いいところ取りができるのです😆✔️
そして、もう一つポッドキャストをおすすめしたい理由があります。
「音だけ」に集中できること。
YouTubeなどでスウェーデン語を勉強すると、どうしても映像を見たり、字幕を読んだりと五感をフル活用で、音に割く力が限られてしまいます。
でも、イヤホンをつけてポッドキャストを聞くと、目から入ってくる情報がないので、スウェーデン語の音そのものに集中できます。
「また、このあいづちだ!」
「この人はどこを強く発音している?」
「このフレーズ、こんなリズムで言うんだ!」
というように、耳を使ってスウェーデン語を覚えていくことができます。
おすすめのスウェーデン語のポッドキャストを3つご紹介します!
Lätt svenska med Oskar
「趣味」などのトピック別に身近な話題を、Oskar (オスカル)さんが 優しいスウェーデン語で話してくれます。
お友達と話しているようなフレンドリーな感じがありながらも、とても便利な単語や表現を身に着けることができます。
何より、声がほわほわ素敵すぎて耳が癒されるのでぜひとも聞いてみてください!
I hjärnan på Louise Epstein
ホストのLouise (ルイス)さんが、脳科学と心理学の専門家をゲストに迎え、ちょっと気になるトピックについて、お話をしています。
「運動脳」で有名なアンデシュ・ハンセンさんもゲストとしてたまに登場しており・・・
「効果的な勉強方法は?」などとっつきやすい話題から、「妄想は有益?」という、気になる内容まで、幅広く扱っています。
ホストのLouise (ルイス)さんが、「え、何で?でも~じゃない?」など、よく鋭く突っ込んでいるのも、聞きごたえがあるというか、独特でおススメです🪄
ちなみに、Sveriges Radioが作っているポッドキャストの番組です。
Paradiso
Sveriges Radioのパーソナリティーを務める人たちが、究極のライフハック術を紹介するポッドキャストです。
さっき、私が聞いたのは「便💩を記録して最高の腸を手に入れよう!」でした。
日本でも腸内フローラの重要性はよく取り上げられると思いますが、まさか便💩を記録できるアプリがあるなんて!
他にも亡くなった方の脂肪を美容目的で再利用?している美容外科クリニックがあるなど・・・
思わず誰かに話したくなる、興味深いトピックを多く扱っています。
また、会話も自然なものにかなり近いので、SFが好きな方にはお勧め🤖
ちなみに、Sveriges Radioが作っているポッドキャストの番組で、ちゃんと専門家にインタビューしているところもおすすめポイント。
スウェーデン語を話すパートナーを見つける

「ある程度話せる準備をしてから、実際にネイティブと話してみたい!」
という声をよく聞くのですが、「もったいないな~」と思ってしまいます。
Aさん: 初めまして。
Bさん: 初めまして。
Aさん: どこから来たの?
Bさん: 日本。あなたは?
Aさん: スウェーデン。
Bさん: スウェーデンのどこ?
Aさん: ヨーテボリ。
Bさん: そうなんだ!ヨーテボリは何が有名?
のように、実際の会話で何度も登場する表現を、単語一つずつではなく「かたまり」で覚えるのがおすすめ。
話したいなら、当たり前ですが話す必要があります。
私にも言語交換しているパートナーがいるのですが、お互い言語を勉強中だと分かっているので
「失敗できる安心感」があります。
苦手なところは、何回も練習すればいいし、何より、みなさんもスウェーデン文化に興味があると思うので、その話が聞けるとすごくモチベーションアップにも繋がるのではと思います。
また「これが話したいから、ここ勉強しよう!」と、勉強のスケジュールも組みやすいと思います。
それに、教科書で学んだ表現を実際に、ネイティブは会話で使わなかったり、チャッピーも変な回答をすることがあるので、
「これどう?」とネイティブチェックを受けることを強くお勧めします🧐🪄
では、次にどうやってパートナーを見つければいいのか?をご紹介します。
Tandem
“Tandem”(タンデム)は言語交換アプリです。
私も使っていましたが、間違いを指摘してもらえる機能があったり、友達を見つけられたりと、スウェーデンを、もっと身近に感じることができます。
そして何より、実際のやり取りを通してスウェーデン語の伸び具合を確認できました!
簡単なあいさつや、自己紹介など何度も繰り返すうちに勝手に身につきますし、私は音声を送りあって簡単なフレーズを紹介しあったりして、楽しくやり取りができましたよ!
知らない人とやり取りするのは怖いという方も多いとは思いますが、興味のある方は試す価値ありです。
個人的には、たくさん連絡が来て、すべての方と連絡する時間がなかったこともあり、やり取りの続いていた数人とはMessengerを交換し、1か月ほどしてお休みしてしまいました。
スウェーデン暮らしの掲示板、言語交換fika
スウェーデン暮らしの掲示板では、定期的にスウェーデン語と日本語の言語交換会も開催しています。
こちらは、私の授業を受けてくださっている方が優先となりますが、空きがあれば、授業を受けていない方にもご参加いただけます。
Zoomのリンクから参加していただく形式なので、事前のやり取りなども必要ありません。
「ちょっとスウェーデン語ネイティブの人と話してみたいな」というときに、気軽にご利用いただければと思います🌿
オンラインレッスン
お金を払って、気兼ねなくネイティブと練習するのも良い方法かと思います!
こちらは、私自身試したことがないので、ご紹介できるものがないのですが、ネットで調べて色々試すと良いのではと思います🍀
まとめ

今回の記事では、「もし私が今、もう一度スウェーデン語を勉強するとしたら、どんな方法で勉強するか」について、3つの柱に分けてご紹介しました。
改めてまとめると、
まず1つ目は、自分に合った文法書を使って、文法の基礎を固めること。
2つ目は、スウェーデン語の「音」をたくさん聞くことです。ネイティブが話すスウェーデン語を聞いて、自然な表現やイントネーションを、理論として覚えるのではなく、できるだけ体に染み込ませてしまう。
そして3つ目は、実際にスウェーデン人と話す機会を持つこと。そこで学んだことを実践に移して、「通じた!」「会話ができた!」という成功体験を少しずつ積み重ねていくことです。
私自身、スウェーデン語以外でも、もし今から新しい言語を学ぶとしたら、この3つを軸に勉強するかなと思っています。
というのも、これまで少し勉強したことのあるハンガリー語や、これから勉強してみたいと思って学習書を少し眺めている韓国語にも、発音について「ここに注意しましょう」という項目があるのですが・・・
私はそういう発音の理論を読んでいると、どうしても「難しい~」と感じてしまいます(笑)。
だったら、細かい理論を頭で理解しようとするよりも、実際にネイティブの音をたくさん聞いて、体で覚えてしまったほうが、自分には合っているのかもしれないと思うようになりました。
私がどうやってスウェーデン語を習得したかは、こちらの記事で詳しく説明しているので、よければご覧ください!

そして最近、私自身、人生の中でひとつの区切りがついたような感覚があります。そのことについては、こちらの記事にも詳しく書いています。

この記事を読んでくださっているのも、きっと何かのご縁なのかなと思います。
もちろん、勉強できる時間も、これまでの学習経験も、得意なことも、人それぞれ違います。だからこそ、「この方法が正解」というものではなく、自分に合った勉強方法を探していくことが大切なのではないかなと思います。
いろいろ試しながら探していけば、「私はこうやって勉強するのが合っている」という、自分なりのスタイルも少しずつ見つかってくるのではないでしょうか。
最後に、少しお知らせです。
前々から思っていたのですが、スウェーデン語や日本語を勉強している方が、ちょっとした空き時間に気軽に使える教材があったらいいなと思うようになりました。
「こういう教材があったら便利なのに」と思うものがなかなかなかったので、だったら自分で作ってみよう!と思い、少しずつ作り始めています。
現在は日本語の教材が中心ですが、これまで授業を受けてくださった方からいただいたアイデアや、
「この人、これが好きだから、こんな教材があったら喜んでもらえそうだな」
と思いついたこともたくさんあります。
これから、私の時間やタイミング、そしてご縁のあるときに、少しずつアップロードしていきたいと思っています。
よかったら、ぜひフォローして、気長に待っていただけたら嬉しいです。
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それでは、最後まで読んでいただき、ありがとうございました🤗🌿


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