海外生活で、多くの人が悩むのが「海外送金」や「円での支払い」ではないでしょうか?
私自身もその一人で、スウェーデンに住みながら円を使って支払いをするとき、常に為替の変動や手数料に振り回されてきました。
特に2025年現在は円安の傾向が強く、「日本円を両替してみたら、思っていたより少ない額にしかならない…」とショックを受けるたことも少なくありません。
2020年のワーキングホリデーの時から、私はソニー銀行のデビットカードをメインで使っていて、正直かなり便利だと感じていました。
でも、反対に「スウェーデンクローナから円への両替もお得にしたい!」し、もっと手数料が安くて、スムーズに使える方法はないのかな…?と模索し始めた時に出会ったのが、「WISEカード(旧TransferWise)」 です。
最初は半信半疑でしたが、スウェーデン暮らしの仲間に教えてもらった紹介リンクを通じてアカウントを作成。
実際に、東欧旅行で使ってみると「これは便利だ!」と実感することになりました。
今回は、WISEカードを実際に使ってみた感想や、ソニー銀行との比較したときの違いなどを詳しくご紹介します🤗

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東欧旅行で使ってみた話

2025年夏、私はスウェーデンからハンガリー(フォリント通貨)とルーマニア(レウ通貨)へ旅行した時のことです。
出発前からWISEはとても便利でした。たとえば、スウェーデンクローナからハンガリーフォリントへひとまず5,000クローナほど両替しておこうと思い、アプリで「自分が希望するレートになったら自動で両替する」設定をしていました。そのおかげで、よりお得なレートで事前に両替することができました。
実際に現地に到着してからも使い勝手は抜群で、ルーマニアでは必要なタイミングごとにクローナからレウへ両替しながら支払いができました。といっても、私は無料で作成できたWISEのデビットカードで支払っていただけですが…。
アプリで利用額がすぐに反映されるため管理もしやすく、両替の手数料もスウェーデンの銀行のデビットカードを使うよりずっとお得でした。
さらにハンガリーでは現地ATMから現金を引き出しましたが、WISE側の余計な手数料はなく、スムーズに利用できました。
WISEのデビットカードを使用して海外で支払いを行う際、為替手数料は両替を行う通貨ペアによって異なるようですが、一番低いもので取引金額の0.61%となっています。
SEB(Skandinaviska Enskilda Banken)のデビットカードを使用して海外で支払いを行う際、為替手数料は取引金額の1.65%となっています。
おすすめポイント3つ

先ほど、東欧旅行での例を挙げて実際に使ってみた感想を紹介しました。アプリでは、先ほど紹介した自動両替だけではなく、様々な支払いにも対応しており、定期的な支払いや、定額の自動送金、支払いの分割やリクエストもできるようです!
また、取引履歴も、フィルター機能があり使いやすいです。
数えだすときりがありませんが、その中からおススメポイントを3つに絞って紹介します!
比べると、手数料が安すぎた

両替手数料、海外送金が安い。
どの通貨ペアかということで、両替時のコストが異なるようですが、具体的には、他社と比べて3つの点でお得なようです!
- ミッドマーケットレートで支払い:為替手数料なしでお得に支払い可能
- 海外事務手数料無料:海外利用でも追加手数料なし、両替コストも低額
- 高額支払いで割引:取引額に応じて手数料がさらに安くなる
実際に、WISEと、外貨預金に強いソニー銀行、ネットバンキングの楽天銀行を比べてみます(2025年9月4日時点)。
落とし穴的なポイントですが、海外在住者は、日本の銀行の口座が開設できません💦
なので、ソニー銀行と楽天銀行は日本にいる間にアカウントを作成する必要があります。
詳しくは、【公式】海外在住者向けの、Wiseの使い方を解説!をご覧ください!
項目 | WISEカード | ソニー銀行 | 楽天銀行 |
---|---|---|---|
為替手数料(海外支払い) | 0.35%~2%の実レート利用 (WISE公式) | 1.79%(税込) (ソニー銀行) | 海外利用時に3.08%加算 (楽天銀行公式) |
ATM引き出し | 月2回まで無料、以降1.75%+0.50 € (WISE公式) | 1.79%+220円/回 (ソニー銀行) | 海外ATMで現地通貨引出可、1日20万円相当まで、3.08%加算 (楽天銀行公式) |
海外送金手数料 | 送金額に応じて0.1%~1.5% (WISE公式) | 約6,000円/回 (ソニー銀行) 「Club S」のステージによっては月3回まで無料になる。 支払銀行手数料(Paying Bank’s Charge:3,000円) 「送金人負担(Remitter)」を選んだ場合に追加でかかり、中継銀行や受取銀行の手数料をカバーするための前払い。 実際に手数料が発生しなくても返金されない。 さらに受取銀行が追加で差し引く可能性もある。 | 約5,000円/回 (楽天銀行) 1回あたり750円。ただし、自営業者の場合は1件あたり1,000円。送金人が仲介銀行手数料を負担する場合は、1件あたり追加で1,000円がかかる場合あり。さらに、円貨送金の場合はリフティングチャージとして3,000円が別途必要。 |
支払いコストの透明性 | アプリで明細表示あり | 後日反映でやや見づらい | 即時引落だが為替差額は後日調整 |
WISEは為替手数料とATM引き出しが安いので、海外旅行での支払いにぴったりです。
ただし、通貨ペアによってはソニー銀行の方が為替手数料が安いことがあります。
海外送金に関して、100万円を送金した場合、WISEで1.5%であれば1,5000円と海外送金手数料が一番高く思えますが、為替手数料がWISEより割高な傾向にあることと、仲介の銀行を挟むため、送金に時間がかかったり、送金前にはいくら受け取ることができるのか分からないという欠点もあります。
世界中の通貨を1つのアカウントで管理

「160か国以上、40通貨、1つのアカウント」を謳っているだけあって、対応通貨数はソニー銀行(11通貨)とは比べ物になりません。
「何がすごいの・・・?」と思われた方も多いと思います。
すごいポイントは、自分のタイミングで両替でき、そのまま口座に外貨を保持できることです。
例えばスウェーデンに旅行予定の場合:
- 10万円分をクローナに両替したい
- 自動両替を設定
- 設定したレートになったら自動で両替
- 両替した外貨はWISE口座に保管
- スウェーデン旅行中、クローナで支払い(支払い時の手数料なし)
- 日本へ帰国後、納得のいくレートで再びクローナを円に両替
こうすることで、自分の納得のいくレートで、簡単に両替・保管が可能になります!
私も、自動両替を使って、納得のいくレートで約6万円分をクローナからハンガリーフォリントに両替することができました。
旅行好きの人にとって、プランを立て始めた時点で為替の動きをチェックし、最適なレートで両替できるのは大きなメリットではないでしょうか?
ただし、居住している国によって保有できる金額がことなることがあります。
それだけではなくて、WISEのアカウントを持っていればお互いに送金も簡単に行えるため、グローバル版PayPay的に使うこともできるようです。
カスタマーサポートが手厚い

どんなサービスを利用する時も、何より大切なのが「カスタマーサポート」ではないでしょうか?特に、お金のこととなると、安心して利用できることが一番です。
実際にアパート購入の頭金として、多額の日本円をWISEを使って送金したスウェーデン暮らしの仲間の体験談を紹介します!
多額の日本円をスウェーデンの銀行口座にWISEで送金しました。手続きは、アプリ内で完結。大金だったため、誤送信などが不安でカスタマーサポートに何度も手順を確認しましたが、返信が早くしかも丁寧で、何度しつこく聞いても、こちらの気持ちを汲み取り、優しく対応してもらえました。
「ネットで完結するとなると、困った時にどうやって助けてもらえるんだろう?」と不安になることも多いですが、WISEのカスタマーサポートは対応が手厚いようです。
WISEってどんな会社?

私の旅行体験や比較表を紹介してきましたが、「そもそもWISEってどんな会社?」と思う方もいるかもしれません。そんな方に向けて公式サイトのWise(ワイズ)の歴史から簡単に紹介させていただきます。
WISEは、2011年にイギリスで生まれたフィンテック企業。創業者はエストニア出身のターベットとクリスト。二人はロンドンに住みながら、異なる通貨(ユーロとポンド)で給料を受け取り、それぞれの国に送金する必要もありました。
しかし銀行の両替レートは割高で、手数料も高い…。そこで彼らは「もっと公平でシンプルな方法があるはずだ」と考え、互いの通貨を直接交換する仕組みを作ったのが始まりです。
この仕組みが好評だったため、サービスとして公開されたのが旧名「TransferWise」。その後、単なる送金だけでなく、複数通貨を1つの口座で管理できるマルチカレンシー口座、デビットカード、ビジネスアカウントなどを追加し、現在の「Wise」になりました。
Wiseのミッションはシンプルで、「ボーダーレスなお金の世界」を実現すること。
つまり、国や銀行の壁を越えて、安く・早く・分かりやすくお金を動かせるようにすることです。手数料は常に透明化され、為替レートはミッドマーケットレート(銀行間取引で使われる公平なレート)を使用。隠れコストがないので、「いくら届くのか」「いくら引かれるのか」が事前にわかります。
2025年現在、Wiseは世界で160以上の国、50種類以上の通貨に対応し、毎月数百万人が利用しています。個人利用だけでなく、MonzoやBoltなど有名企業とも提携し、国際決済の裏側を支えています。投資家にはリチャード・ブランソンやPayPalの共同創業者マックス・レブチンも名を連ねるなど、世界的に注目される企業です。
私自身も使ってみて感じましたが、Wiseの強みは「シンプルさ」と「安さ」そして「スピード感」。アプリで数タップするだけで両替や送金が完了し、手数料も事前に確認できるのが嬉しいところ。海外在住者やよく海外旅行に行く人にとって、この透明性と安心感はとても大きいと思います。
創設者の二人の苦労があったからこそのサービスなんだなぁと実感しました。
友達紹介制度でお得に始める方法

「早速、アカウントを作成しよう!」と思われた方もいるかもしれません。
WISEカードは、公式サイトから申し込むのも良いですが、友達紹介リンクを使うと特典がもらえます。私も紹介リンクからアカウントを作成し、デビットカードを無料で作成できました(※タイミングにより内容は変動するため、事前に公式ページで要確認です)。
申し込みはスマホで完結。居住している国によって異なるかもしれませんが、スウェーデンに住んでいる私は、日本のパスポート、スウェーデンの居住カードの本人確認書類、自分の顔写真アップするだけで簡単でした。
もし、事前にステップを詳しく知りたいという方は✍️Wise(ワイズ)の使い方:ステップバイステップガイドも併せてご覧ください!

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📚【使い方はカンタン】
- こちらの友達紹介リンクを開く
- メールアドレスを入力し、「ギフトを受け取る」をクリック
- アカウントを作成
ちなみに、個人アカウントを作成した場合、資金をWISEアカウントに入金する必要があります。スウェーデンの場合、Bankgiroを使うと翌日の入金にはなりますが、無料で利用できるのでお勧めです。
まとめ

ソニー銀行などの他の銀行と比べても、WISEは手数料の安さでずば抜けています。
私の周りでも、交換留学生からパートナーと一緒に住むために来た方、お仕事の関係でスウェーデンに来た方も、みんなWISEカードを持っています。
とはいえ、私のように「噂で聞くものの、実際どうなの?」と迷っている方も多くいると思うのでそんな方に向けて、お得を共有したくて今回の記事を書きました。
特にヨーロッパなど複数通貨圏を行き来する方や、海外旅行によく行く方には、とても便利だと思います。当時は父のTOYOTA家族カードを使っており、為替手数料のことなど考えても、2015年の交換留学の時に知っていればと、悔やんでも悔やみきれません・・・👽
私の後悔はともかく、最後まで読んでくださり、ありがとうございました🤗🎉
分からない点や感想など、コメントお待ちしています!
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