[私とスウェーデンのピル事情]実はPCOSな私の備忘録。

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この記事は、多嚢胞性卵巣症候群(PCOS・PCO)である私が、
同じ立場の方のお役に立てれば・・・と思い書いている記事です。

というのも、日本では3か月ごとに主治医と会いピルを処方してもらう必要があるため、
長期の海外滞在の間は、ピルをお休みすることを勧められる場合があるようです。

私は、そうでした。

6年前、私は当時の主治医に留学中はお休みするように言われました。
その時はピルではなく、カフマン療法を受けていて薬の量が多かったからかもしれませんが・・・。

ピルは、飲んだりやめたりすると血栓になる可能性が高くなるため、飲み続ける方が良い!こちら

必要だから薬を飲んでいるんだから!
可能なら、飲み続けたいところ。

留学中、生理になり、
あまりの痛みに
授業を休みました🤪

スウェーデン 産婦人科事情

スウェーデンは、最初から産婦人科にいくのではなく
vårdcentral というところで診てもらい、
紹介状をかいてもらい専門医に診てもらうようです。

ピルを飲んでるのに生理がない!状態が2か月続き、
vårdcentral で診てもらい、問題ないんじゃない?と言われたけど、

vårdcentral というのは
かかりつけ医のような診察所で、内科、産婦人科を兼ねているような先生がいるようです。

不安になり、一応診てもらうか!と紹介状なしで申し込み
産婦人科の先生に診てもらいました(検査付き)。

ほっと、ひと安心。

こちらの記事で、一般的なスウェーデン病院のかかり方をご紹介しています!

ピルのもらい方

ピルのもらい方ですが、私のおすすめの方法をご紹介します。

1177という健康相談窓口(こちら)に問い合わせてもいいかもしれませんが、結局はvårdcentralに問い合わせてと言われました。

  1. STEP

    近くの vårdcentral を訪問

    vårdcentral 住んでるとこで検索/google mapで見つけるのがおすすめ。

    電話だと、英語にしていても結局スウェーデン語の案内があったりするので

    「分からねぇ!」となりがち。直接行く方が、おすすめです。

  2. STEP

    処方箋をもらう

    プライベートのお医者さんにピルを処方してもらった時は、レシートみたいな処方箋をもらいました。

    パーソナルナンバーをもらってからは、パーソナルナンバーを伝えると処方されている薬が分かるようなので、このレシートは不必要なようです。

  3. STEP

    apotek (薬局) に行く

    こちら のような薬局に行き、処方箋を見せ薬をもらいます。

    日本で言う市役所の「 番号機 」みたいなのがあり、

    これを取って順番待ち。番号を取るのを忘れると永遠に待つことになるので

    要注意です🤩

ジェネリック薬品で!

私が処方してもらったのは、ヤーズ。

でも、実際に飲んでるのは日本で言うジェネリック薬品に該当するお手頃価格のお薬
「Dizminelle 0.02 mg/3mg」という名前で、3か月、約100.kr(約12,00円)です。

日本と比べ半額くらいではないでしょうか?

私は、薬をもらう時に「より安いのがあれば、ヤーズじゃなくていいです 」
と言って、ピルをもらっています。

スウェーデンと日本ここが違う

ピルで面白いのが、日本は3か月ごとにお医者さんに診てもらう必要があるのですが、

スウェーデンは、その必要がなくて
3か月ごとならapotekに行き、パーソナルナンバーを伝えると、薬をもらうことができるんです!

1年分の処方箋を書いてくれたそうで、
日本とは大違いな対応。

ご存知ですか?

生理不順、あてはまる!という方、なんじゃそれ?という方向けです↓

タノウホウセイランソウショウコウグン。
漢字は難しいし、早口言葉かこれは?と思うような病名。

大学生の時に、生理不順と生理の時の吐き気を伴う激痛を放置しておくのは良くない!
と思い受診した産婦人科で「多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)」ですね。
自然に妊娠もできますが、子供がほしい時は病院に相談してください

と言われた時の衝撃は忘れられません。

「子供って自然にできへんの?不妊治療は高齢出産だけやと思ってたのに。よりによってこの私が。」

それからは、生理不順を解消するための薬(カウフマン療法を経験・現在はピル)を服用しています。

多嚢胞性卵巣症候群(PCOS・PCO)とは

多嚢胞性卵巣症候群(polycystic ovary syndrome、略してPCOSやPCOと呼ばれます)は、下記の3つが揃うと診断されます。

定期的な排卵が起きないため、不正出血が起きたり、無月経や月経不順になったりします。


このような排卵障害のために不妊の原因にもなります


若い女性の排卵障害では多くみられる疾患で、妊娠が可能な年代の女性の約5~8%に発症する(20~30人に1人ほど)と言われています。

  1. 月経が不順である(月経周期が35日以上)
  2. 卵巣に小さな嚢胞(卵胞)がたくさんある(超音波で卵巣をみると10mmくらいの同じような大きさの卵胞がたくさんできて卵巣の外側に1列に並び、なかなかそれ以上大きくならないことが特徴で、ネックレスサインと呼ばれます)
  3. 男性ホルモンが高くなるなどホルモン値のアンバランスがみられる

自覚症状は・・・

  • 月経周期が35日以上
  • 月経が以前は順調だったのに現在は不規則
  • にきびが多い
  • やや毛深い
  • 肥満                                

私の場合、ぽっちゃりはしてる😇けど、
自覚症状は上記の2つ(生理不順)くらいでした。

ん!と思った方へは、専門医への受診をお勧めします。

参考にさせて頂いたウェブサイト
日本内分泌学会 こちら
聖マリアンア医科大学病院生殖医療センター こちら

原因

体質や環境など様々な原因があるとされていますが、生活習慣病のようにはっきりした原因は分かっていないそうです。

通常、排卵には脳にある下垂体から分泌されるLH(黄体ホルモン)とFSH(卵胞刺激ホルモン)という2つのホルモンが関わっています。PCOSではこのバランスが崩れて、LHばかりが過剰分泌されることによって、排卵がうまく行われなくなります。また血糖値を下げるホルモンであるインスリンもPCOに関連しており、インスリン抵抗性(高インスリン血症)があると、男性ホルモンが増加します。男性ホルモンは卵胞の発育を抑制し、卵巣の外側の膜(白膜)を厚くすることによって排卵を妨げます。男性ホルモンによる症状として、にきびや多毛が出現することがあります。

どうして排卵がうまく行われないかというと、卵巣内の男性ホルモンが多いことが原因といわれています。自覚症状の(3)や(4)は男性ホルモンが高いことによる症状です。男性ホルモンを高くさせている原因は、脳から出ているLH(黄体化ホルモン)と血糖値を下げるインスリンというホルモンの作用です。それらが正常より強く卵巣に作用していて男性ホルモンが局所的に上がっていると考えられています。ですからPCOSの方は、生理中の血液検査で脳から出るゴナトロピン(LHとFSHのこと)をはかるとLHがFSH(卵胞刺激ホルモン)より高くなるという特徴があります。また、血中の男性ホルモンの値も軽く上昇していることがあります。

いかがでしたか?

今回は、スウェーデンでピルを
処方してもらう方法についてご紹介しました!

安心して、スウェーデンライフを満喫したいところ。

お互い、楽しみましょう🥰

最後まで読んでくださり、ありがとうございました!

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