[スウェーデンの森]スウェーデンの森を満喫できる権利Allemansrätten (自然享受権)でスウェーデン旅行🛫を満喫しよう!

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息をのむ、金色に輝く森。こちら友人のNilsさんが、とある秋の日Delsjön(Sweden)にて撮影されたものです。

NilsさんのInstagramはこちら↓

https://www.instagram.com/nils_pasi

こちらの記事は、マリブ(夫)がスウェーデン語、英語の情報を日本語に翻訳して書いたものです。

記事の最後には参考ホームページを記載しております!

スウェーデンをご旅行の際は、豊かな自然とぜひ触れ合ってください🍃🍁

Allemansrätten (自然享受権)とは?

Allemansrätten (自然享受権)
Allemansrätten(スウェーデン語:アッレマンスレッテン)とは自然に入り、自然の中で自由に様々な活動を行う権利のことである。

日本語訳「自然享受権」の意味を詳しく見ていく。スウェーデン語の「alle」は「alla」、つまり「すべて・みんな」という意味であり、「mans」は本来「男の」という意味であるが、「人の」の意味で使用されることが多い。「rätten」は「権利」(既知形)である。したがって、allemansrättenは「全員権利」というように訳すことができる。自然享受権は本来、法律ではなく伝統慣習である。しかし、憲法には自然享受権を守る法律が記載されている。

自然享受権でできることと注意点🌼

自然享受権によって可能となることは次の通りである。土地が私有地か否かにかかわらず、出入り自由であり、ベリー・きのこや野生の花を摘むこともできる。そのため、スウェーデンは日本と比べて「立入禁止」という領域はきわめて少ない。自然の中ででキャンプすること、入水すること、または自転車に乗ったり乗馬することも自然享受権により可能となる。

ただし、 自然享受権には責任が伴う。土地の所有者の迷惑とならないこと、または自然に損害を与えないことが必要条件である。つまり、人・自然・動物への思いやりを持つことが前提となる。例えば、私有物である牧草地に入り、そこでピックニックすることができるが、その前に持ち主に声をかけるべきである。しかし、畑に入ってはいけない。家畜などの動物がいたら、その迷惑にならないよう気をつける。また、立ち去る際は、動物が誤って食べてしまわないように、ゴミを残さないようにする。
森に入る際にも、周りの植物が被害を受けないのか注意を払う必要がある。例えば、樹木の根が馬に踏まれそうならば、そこで乗馬をしてはいけない。自転車に乗る場合も同様である。また、頻繁に同じ地域で乗馬する予定がある場合は、あらかじめ土地の持ち主に声をかけて許可を得る。道をきれいに保ち、馬のフンなどは責任を持って後始末する必要がある。犬などのペットを連れている場合も、責任をもってペットを見る必要がある。
また、fjäll(ハイキングが可能な山・高原)に入り、登山などをする際には、いつ焚き火ができるのかを確認する必要がある。例えば乾燥のため、焚き火ができない期間があるためだ。また、岩を使って焚き火をすると、岩を傷つけてしまうことがあるため、避けるべきである。立ち去る際には、鎮火しているか十分注意して確認する。最後に、トナカイのような野生動物が生息している場合、その迷惑とならないよう心がける。もちろんであるが、絶滅の危機にさらされた植物を摘んではいけない。
自然享受権は陸地だけでなく、水中(湖・川・海)でも有効である。入水、乗船(カヤックやカヌーなど)、またはウィンドサーフィンは基本的にはどのような場所でもできる。これは私有地につながっている突(堤(とってい)の周りでもそうである。また、少しの間、カヤックなどを突堤につなげることも可能である。しかし、持ち主の迷惑にならないのか事前に確認する必要がある。

スウェーデンの森にまつわるこぼれ話

スウェーデン語で「rätt och vett」という、韻を踏む言葉遊びのような表現がある。「rätt」は上述の「権利」のことであり、「vett」は「常識」という意味である。この表現の意味は「権利を行使するのに常識的に振る舞うことが必要である」ということである。 自然享受権もその一例である。

近所の森。白樺の木に🤗ハグすると長生きできるとか・・・

マリブさんの考える自然享受権の良いところと問題点

自然享受権は以下の利点と弱点があると思われる。
利点は、当然、誰でも自由に自然を楽しめることがあげられる。
弱点として、具体的に法整備がされていないため、問題が生じることがある。例えば、損害が生じた場合、土地の所有者に罰金を払うことが義務付けられていない。また、 自然享受権には商業目的の利用も含まれているのか論争が起きている。森で生えている野生のベリーを摘み、販売するというような会社も自然享受権によって守られているのかというのはこの一例である。

スウェーデンの森で収穫しました!

先日、マリブさんより送られてきたメッセージ、森の恵みが美味しそう。。。

こちら、ハンガリー料理です!

日本では海外から持ち込まれて、寒い地域に生息しているらしい、エゾギシギシ。

散歩中に収穫したそうです。

Töltikeとはハンガリー料理。

Rántásとは、サラダ油と小麦粉でつくったソースのこと

いかがでしたか?

スウェーデンをご旅行される際は、ぜひ自然豊かなスウェーデン森を満喫してくださいね!

参考にしたホームページ

https://www.naturvardsverket.se/allemansratten (自然享受権について:スウェーデン語)

https://www.naturvardsverket.se/Documents/publikationer6400/978-91-620-8522-3.pdf?pid=4204 

(自然享受権について: svengelska←スウェーデン語っぽい英語らしいです)

https://www.naturvardsverket.se/Documents/publikationer6400/978-91-620-8680-0.pdf?pid=9446

(ベリー狩りについて:英語)

https://www.hsr.se/english/enjoy-swedish-right-public-access (公共の権利について:英語)

https://lagen.nu/begrepp/Allemansr%C3%A4tt (公共の権利について[スウェーデン憲法]:スウェーデン語)

https://www.ootk.net/cgi/shikihtml/shiki_4573.htm(エゾギシギシについて:日本語)